作品紹介
かつての未解決事件の真相に迫る、セミドキュメンタリータッチの傑作ミステリー!
1992年9月に起きた「金沢女性スイミングコーチ殺人事件」。未解決事件のまま、2007年に時効が成立した。犯人の目星をつけながらも、逮捕に至らなかった西村虎男、刑事歴30数年の執念の捜査は終わらない。時効から15年、当事者本人役で主演し、現実とフィクションの二重構造を軸に、闇に葬られた事件の謎と真実を世間に問う。監督の村山和也はCM・MVを中心に映像ディレクターの傍ら、短編『堕ちる』(2017年)制作、本作が初の劇場用長編映画となる。監督自身、殺人現場の近くに住み幼い頃から興味を持った事件で「虎男さんの無念さを映画で表現したかった」。再捜査はまだ続く。